名古屋市緑区でのご相談:不動産相続登記事例のご紹介
- 相続手続き(遺産分割・預貯金・不動産)
- 2023/1/13
- 2023/4/26
緑区での相続登記について『鬼滅の刃』に見立てて解説
名古屋市緑区での不動産の相続登記についてのご相談事例の紹介です。なじみやすく、『鬼滅の刃』の登場人物に見立てての事例解説をしたいと思います。
相談内容:相続発生日から20年前から変更していない不動産名義
相談者は、緑区在住の男性(以後、槇寿郎という。)です。配偶者(以後、瑠火という。)が20年前に他界し、亡き配偶者名義の不動産の相続手続きが現在まで未了で、どうしたらいいかというご相談でした。
解決までの道筋など
相続が発生すると、相続人の遺産について、どのような分配をするのかを相続人全員で協議をする必要があります。この時、分け方に特にルールがあるわけではなく、全員が合意すればどのような分け方でも問題はありません。
槇寿郎さんにそのことを説明すると、2人のお子さん(杏寿郎さんと千寿郎さん)と槇寿郎さんで協議を行い、全て槇寿郎さんが相続することになりました。 上記は、詳細をかなり端折っていますが、上記の段取りを説明し、肝心の登記をするための書類を揃え、登記完了までエスコートすることで、20年間進められなかった手続を、1か月くらいの期間で完了することができました。
相続手続には特殊ケースに該当するかどうかを早めに把握しておく
ただ、今回の槇寿郎さんの事例は非常にシンプルなケースだったので、特に躓くことなく手続きが順調に進みましたが、中にはそうもいかない事例も多々あります。
例えば、上記でも記載しましたが、遺産分割の協議については、『相続人全員で』行う必要があります。つまり、一部の相続人が欠けた状態では進めることができないのです。 例として、両親の離婚で父母違いの兄弟がいたり、音信不通の相続人がいたり、海外に居住している相続人がいたり、被相続人が帰化していたり、相続人の中に意思・判断能力がない方がいたりした場合などは、手続きが煩雑化・長期化するため、簡単には終わりません。
現代社会は、ダイバーシティ化が進み、色々な新しい考え方が溢れているので、一昔前に比べると特殊ケースの相続事例に該当する可能性が高くなっているように感じます。また、人生100年時代となったことで、相続人の中に認知症の方がいる可能性もそれなりに高くなってきている点については、特に注意しなければならない点だといえるでしょう。
このような特殊事例に該当した場合は、自力で手続を進めていくことはかなり難しいため、速やかに専門家に相談することをお勧めします。また、特殊事例に該当することが事前にわかっているのであれば、各種生前対策を行うことでリスクを軽減することができることもあるので、やはり早目に専門家に相談した方がいいと言えるでしょう。 相続手続は、シンプルなケースばかりではないので、まずはご自身のご家庭の状況がどのような状況なのかを少しでも早く把握する必要があることだけは覚えておいていただけると幸いです。
相続した不動産は、その後どうしますか
今回の槇寿郎さんの事例では相談として出てきませんでしたが、相続した不動産に誰も住まないというケースも実は割と多くあります。このような場合、その不動産はどうしますか? 恐らく多くの方が、処分を検討するのではないかと思います。事実、当方での手続きを進めているご依頼者の方でも、この辺りのご相談をついでにされる方が非常に多いです。 その場合、当方がやっているサポートとして、提携している不動産会社を紹介し、その部分のお悩みまで解決することを行っております。
不動産会社を紹介されるメリット
この記事をご覧になっていただいている皆様に質問です。もし、相続した不動産を処分するとなった場合、どういった行動を行いますか?恐らく、近所の不動産会社もしくは会社名を聞いたことがある有名な不動産会社、またはネット査定などを行った結果連絡をしてきた不動産会社などへの相談を経て、処分を検討するのではないでしょうか。
もちろん、その段取りは間違ってはいないのですが、初見の不動産会社の担当者が必ずしもご自身と波長が合う担当者ばかりではないという落とし穴があったりします。不動産のような大きな金額が動く大切な財産を処分する際に、不動産会社との信頼関係が成り立っていないと後々大きな後悔をしたり、思うように手続きが進まないことも珍しくはありません。
当方のような中立的な立場から、実績がある・人格面でも問題のない不動産会社を紹介することは、こういった部分で皆様にとって大きなメリットがある場合も多いのです。
ひびきグループでは相続した不動産の相続後の処分についての不動産会社の紹介などのサポートは無料で行っておりますので、相続手続きと合わせて、希望があればそこまでサポートさせていただくという部分についても、メリットを感じていただけると幸いです。
相続手続のまとめ
相続手続きは、義務教育等で習うものでもなければ、慣れるほど何度も経験するものでもありません。慣れていなくて、知らなくて当たり前のことです。
しかしながら、不動産の所有者の方が亡くなってしまうと、その名義を生存している誰かに変えなければ、かなりの制限がかかってしまいます。また、面倒だということで手続を後回しにしてしまうと、近い将来実施される予定の「登記の義務化」の影響も受けてしまう可能性が大いにあります。その時、「知らなかった」や「気付かなかった」という理由は、残念ながら通用しません。
今回の煉獄家の事例のように、シンプルなケースであればリスクはそこまで大きくはないと思いますが、そうでなかった場合、非常に労力やコストを要することになってしまう可能性があるため、相続が発生していてもいなくても、何かしら気になることがあった場合は、お早目に専門家へご相談することを強くお勧めします。
当方ひびきグループでは、「相続登記」は勿論、「相続全般」「生前対策全般」に伴うご相談について、先の事例以外にも対応した実績・ノウハウが多々あります。
もしこの記事をお読みいただき、少しでも引っかかることがある方は、一度お話をお聞かせください。もしかしたら解決するためのご協力ができるかもしれません。
初回相談は無料なので、お気軽にお越しいただければと思います。 スタッフ一同、皆様のお悩みに対して『心を燃やして』全身全霊で対応させていただきます。 …それでは、実際の事例を元に不動産の相続登記についての解決事例のご紹介でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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